歯科コラム｜大久保南歯科クリニック｜明石市大久保町の歯科・歯医者

皆さんこんにちは。

明石の大久保駅の大久保南歯科クリニックです。

子どもの歯は、大人の歯よりも虫歯になりやすいことをご存知でしょうか。これは乳歯の形や性質などが永久歯と異なるためです。そこで小児歯科では、シーラントと呼ばれる処置を施すことで、虫歯になりにくくさせます。ここではそんなシーラントについて詳しく解説します。

 

 

私たちの歯は、外側にエナメル質、内側に象牙質が存在し、中心部の神経や血管を守っています。乳歯の場合、このエナメル質と象牙質が永久歯の約半分の厚みしかないのです。また、乳歯はひとつひとつの結晶が小さく、酸に対する影響を受けやすくなっています。さらに、子どもの場合は口腔清掃がままならなかったり、間食で甘いものを摂りすぎたりするなど、生活習慣的な要因も関わってきます。そこで必要となるのがシーラントなどの予防処置です。

 

 

シーラントとは、小児歯科で受けることができる虫歯予防の処置法です。主に、虫歯にかかりやすい乳歯の奥歯に対して処置が施されます。奥歯の噛む部分には沢山の凹凸があり、溝も深く、食べカスやプラークの沈着が起こりやすくなっています。そこへレジンなどによって構成されたシーラントを流し込み、溝を塞いでしまうのです。すると、奥歯は表面がツルツルになり、プラークなどの沈着が起こらなくなるのです。　　　　

　　　

 

 

シーラントは、歯の溝に填入する前はピンク色を呈しています。その後、特殊な光を照射して固めると、歯の色に変化しますので見た目が気になるということはありません。また、ツルツルとした感触で舌ざわりも良く、お子さまが気になることもございません。

 

 

シーラントは、光によって非常に硬くなりますので、いつも通りブラッシングをしても大丈夫です。ただ、ガムやキャラメルなど、粘着性の強い食品によって外れてしまうこともありますのでご注意ください。その際は、すぐにご来院いただき、シーラントを再填入いたします。処置は数分で完了いたします。

 

 

多くの小児歯科でも活用しているシーラントは、予防効果の高い歯科処置です。手軽で安く、短時間で処置を施すことができ、お子さまの歯を虫歯菌からしっかりと守ってくれます。